イナズマと私

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マシュマロお返事 2023/11/14

マシュマロありがとうございます!

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合成モードについて

お返事、本当に本当にお待たせしてしまってすみません…!!マシュマロありがとうございます!

イラスト本もお手にとっていただけてとても嬉しいです〜!!細かく感情を込めて描いたので、よければたくさん見てってください!!

 

レイヤーの合成モード、私もまだまだ掴みきれてない部分がかなりあるんですよね…。彩度が高くなりすぎたり光りすぎてふわふわなるのめっちゃわかります😭!!

ご質問の内容としては「画面の色がくすみすぎてしまった時に全体の明度や彩度を上げ過ぎずに調整するコツ/合成モードの使い方のコツ」とのことですが、まず先に私個人の使い方の説明→質問回答の順で行きますね!

 

まず、私が主に使っている合成レイヤーとしては

・乗算、スクリーン、オーバーレイ、ソフトライト、色相、カラー

になります。

それぞれの使い方としては主に

・乗算

→画面全体で統一した影を入れたい時、一部だけ色を深めて奥に引っ込ませたい時、明るい面に対してそれ以上には明るくしたくない面を作っておきたい時

→一時期乗算に頼らないようにしよう!!という気持ちで乗算を使わずに絵の色を考えるという、天邪鬼爆発してた時期があったのでそれを引きずって今もそんなには使ってないのですが、基本的には最初の下塗りでまとめて暗い部分を作りたい時に使用しているのと、厚塗りで描き込んでいる際にすでに描き込みが終わった部分でどうしてもまとめて暗くしたい時なんかに使っています。

・スクリーン

→空気遠近法的なイメージでの使い方、奥の上面とかで引っ込ませたいけど色の明るさを保ちながら引っ込ませたい時

→主に画面をまとめたい時に使用しています。基本的には初めに全体感を作る段階でここら辺まとめて明るく引っ込ませたいな〜とかがある時に使用しているのと、最後の微調整の段階でも描き込み過ぎて目立ちすぎるな〜というところに使用しています。

・オーバーレイ

→色を足しながら彩度を高めたい時、彩度と明度をまとめてあげて目立たせたい部分を作りたい時

→数年前はよく使用していたのですが、気持ち的にオーバーレイは使用するとそれっぽくなる代わりにかなり明るくなったり彩度が高くなり過ぎたりと合成レイヤーを使う際の破綻する理由の大部分を担っている気がして、最近はオーバーレイよりも少し柔らかく作用してくれるソフトライトの方を優先して使用しています!明るい色のオーバーレイ(明るいオレンジとか)は雰囲気柔らかくなって好きなのですが、明度が上がりすぎるのが難しいなと思っていて、、、少し暗めの色のオーバーレイの方が使いやすいかなと思っています。使うとしても不透明度を調整してレイヤーのオンオフを何度も繰り返して本当にこれは必要なのか?と検討しながら使ってます〜。

・ソフトライト

→全体的な色の雰囲気をまとめて作りたい時

→ソフトライトはオーバーレイの少し柔らかい版…のイメージで使用しています!基本的にはこれも最初の絵の雰囲気作りか最後の絵の微調整のターンで使用しています〜。初めにソフトライトで作った画面が気に入った場合は全体の色を塗っているレイヤーには統合せずに、レイヤーの上の方に置いたまま非表示にして描き込みを進める→描き込みが進んできた時にもあったほうがいいなと思ったら途中か最後で統合する という使用の仕方をしています。というのも、ソフトライトがあるとそれだけでいい感じに見えるけど統合してしまうとソフトライトの色味で思考することができなくて描き込んでいくと描き込んだ部分だけが破綻するとかソフトライトで作った色味の良さがなくなってしまうみたいなことがかな〜〜りよくあるんですよね〜…。ソフトライトがある状態でさらに書き込むにしても、ソフトライトのレイヤーのさらに上にレイヤーを作ってそこに描き込むようにしています!

・色相/カラー

→最初の全体的な色決めの際か最後の微調整の際に青みとか黄みとかの選択がミスっている部分に使用する 基本色相の微調整用

 

ここまでそれぞれを書き出してみて大体に共通するのは「合成モードは初めに全体感を出す時に使用する」「最後の微調整の段階で使用する」の2パターンかなと思います。合成モードが使うだけでそれっぽくなる激つよ道具なのと、私も合成モードに頼りすぎると絵が破綻するタイプなので、基本描いている最中にはできるだけ使用しないように気をつけています…!部分的に使用すると絵をまとめるのが大変なので!

で、個人的な使用法としては合成モードは不透明度をかなり下げた状態で微調整するので使用するだけにとどめておこうと思っていて、代わりに最近はトーンカーブ、カラーバランス、グラデーションマップの色調補正レイヤーを優先的に使用するように気をつけています…!使用するにしても、本当に必要なのか…?と検討する時にオンオフを繰り返して最終的な完成のイメージに近いのはどちらなのかを考えるようにしています!

 

「画面の色がくすみすぎてしまった時に全体の明度や彩度を上げ過ぎずに調整するコツ」についてですが、

まずは、自分が一番見せたいところがどこなのかというのを基準にして→その部分の色のコントラスト/明度のコントラストのどちらが足りないのかというのを考えたのち→

・明度のコントラストが足りない

→明るい部分が足りない場合はオーバーレイ/ソフトライトなどを明るい部分にのみ足す。暗い部分が足りない場合は乗算を暗い部分にのみ足す

・彩度のコントラストが足りない

→彩度の合成レイヤーを足して一番高い彩度で塗ってみて不透明度で調整する。例えば頭部でやるとしたら全体に足すと肌も目も髪も…となると変になる可能性がかなりあるので、どの部分の彩度を上げるのかを検討する

など、自分の絵に何が足りていないのか、足りていない部分はどこなのかという精査をした後にそれを達成するのに一番適した合成モードを使用するのが良いかと思います…!

 

それを達成するのに一番適した合成モード、についてですが、丁度先日クリップスタジオさん公式が合成モードのそれぞれの仕上がり一覧を上げてらっしゃったので、最後にそちらのツイートを共有しておきます!

 

それぞれの合成モードの使い方についてちゃんと説明できるように、私も合成モードについてもっと勉強しておきます…!ありがとうございました〜!